03・覚えておきたい注文方法

[用語解説]「成行注文」って、なんですか?

◎「成行注文」ってなんですか?

●実は、こういうこと

FX(外国為替証拠金取引)において、成行注文(なりゆきちゅうもん)とは、現在の市場価格で即座に売買を行う注文方法を指します

⇒「外国為替証拠金取引(FX)」とは、証拠金を担保に、少額の資金で大きな金額の外国為替取引を行う取引です

⇒「外国為替取引」とは、異なる2つの通貨(米ドルと日本円など)を交換する取引のことです

⇒「証拠金」とは、取引を行うためにあらかじめ口座に入金する資金のことです

成行注文は、価格指定をせずに「今すぐ」取引を成立させるため、約定(やくじょう、取引が成立すること)までのスピードが早いのが特徴です

⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します

●例えば・・・

現在のUSD/JPY(米ドル/日本円)のレートが110.50円だとすると、成行注文を出すと、その時点の市場で最も良い価格で即座に売買が行われます

⇒「レート」とはある通貨をほかの通貨に交換するときの取引価格。 為替レート、為替相場などとも言う

⇒「為替レート」とは、ある国の通貨を他の国の通貨に交換するときの取引価格(交換比率)のことです

このため、マーケットの動向を見ながら瞬時に取引を行いたい場合に便利です

⇒「マーケット」とは、外国為替市場(FXマーケット)のことで、個人や企業、政府が通貨を売買する場所です

●だけど、実は・・・

市場の状況によっては意図しない価格で約定するリスクもあります

例えば、急激な価格変動が発生した場合、思っていたよりも高い(または低い)価格で取引が成立することがあります

このため、成行注文は特に流動性が高い時間帯や、価格が安定している場合に利用されることが多いです

◎「成行注文」のメリット

●FXにおける成行注文のメリットは以下の通りです
     ↓

①即時約定

成行注文は、指定した価格ではなく現在の市場価格で取引を行うため、注文が即座に成立します

これにより、市場の動きにすぐに対応できるので、素早く取引を実行したい場合に適しています

②注文の簡便さ

成行注文は価格を指定する必要がないため、注文がシンプルで手軽です

初心者でも簡単に注文できるのが利点です

③流動性の高い市場での取引

流動性が高い市場では、成行注文によって取引がスムーズに成立しやすいです

特にメジャー通貨ペア(例えば、USD/JPYやEUR/USDなど)ではこのメリットが顕著です

⇒「メジャー通貨」とは、取引量が多く流動性が高い通貨です

④スリッページの回避

⇒「スリッページ」とは、注文レートと約定レートの差を指します。注文した価格と実際の約定価格が異なる状況を指す

⇒「レート」とはある通貨をほかの通貨に交換するときの取引価格。 為替レート、為替相場などとも言う

⇒「為替レート」とは、ある国の通貨を他の国の通貨に交換するときの取引価格(交換比率)のことです

指値注文に比べてスリッページ(指定した価格と実際に約定した価格との差)が発生しにくい場合があります

⇒「指値注文」とは、あらかじめ希望する価格を決めておき、為替レートがその価格になったら約定する注文方法です

とはいえ、急激な価格変動がある場合にはスリッページが発生することもあります

⑤緊急時の取引

市場が急激に変動しているときや、重要な経済指標の発表などの際には、成行注文を使うことで迅速にポジションを取ったり閉じたりできます

⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します

⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます

⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します

●成行注文は、迅速な取引が求められる状況や、シンプルな注文方法を希望する場合に便利ですが、価格が予測よりも大きく変動する可能性もあるため、使用する際はその点も考慮する必要があります

◎まとめ

FXにおいて、成行注文は、現在の市場価格で即座に売買を行う注文方法なんですよ。成行注文は、価格指定をせずに「今すぐ」取引を成立させるため、取引が成立することまでのスピードが早いのが特徴なのね。成行注文は特に流動性が高い時間帯や、価格が安定している場合に利用されることが多いんだよ

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