◎「IFO注文」ってなんですか?
●実は、こういうこと
FXにおけるIFO注文(イフダン・オーシーオー注文、If Done One Cancels Other注文)は、IFD(イフダン)とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた複合注文です
⇒「FX(FX取引)」とは、外国為替証拠金取引の略で、異なる通貨を売買して利益を得る取引です
⇒「IFD(イフダン)注文」とは、FX取引において新規注文と決済注文を同時に発注できる注文方法です
⇒「OCO注文」とは、異なる2つの注文を同時に発注し、片方が成立するともう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です
この注文方法は、ある条件が満たされた際に、さらに別の注文が自動的に設定され、その後の取引が行われる際に一方の注文が約定すると他方がキャンセルされるというものです
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
◎IFO注文の基本的な仕組み
①最初の注文(IFD部分)
⇒「IFD(イフダン)注文」とは、FX取引において新規注文と決済注文を同時に発注できる注文方法です
IFO注文では、まず初めにIFD(イフダン)注文が設定されます
これにより、最初の注文が約定した場合に、次の注文が自動的に設定される仕組みです
②次の注文(OCO部分)
⇒「OCO注文」とは、異なる2つの注文を同時に発注し、片方が成立するともう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です
最初の注文が約定すると、その後にOCO(オーシーオー)注文が自動的に設定されます
このOCO注文は、利益確定の指値注文と損切りの逆指値注文を組み合わせたものです
⇒「利益確定」とは、保有しているポジションを決済して利益を確定させることです。利食い売りとも呼ばれます
⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します
⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
⇒「指値注文」とは、あらかじめ希望する価格を決めておき、為替レートがその価格になったら約定する注文方法です
⇒「レート」とはある通貨をほかの通貨に交換するときの取引価格。 為替レート、為替相場などとも言う
⇒「損切り(ストップロス)」とは、保有しているポジションに損失が出ているときに、損失を確定させることです
⇒「逆指値注文」とは、現在の価格が指定した価格よりも値上がりしたら買う、または値下がりしたら売るという注文方法です
◎IFO注文の例
・[最初の注文(指値注文)]
⇒「指値注文」とは、あらかじめ希望する価格を決めておき、為替レートがその価格になったら約定する注文方法です
⇒「レート」とはある通貨をほかの通貨に交換するときの取引価格。 為替レート、為替相場などとも言う
現在のUSD/JPYレートが110.00円で、110.50円で買い注文を出す
・[次の注文(OCO注文)]
⇒「OCO注文」とは、異なる2つの注文を同時に発注し、片方が成立するともう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です
110.50円で買い注文が約定した後、例えば111.00円で利益確定の指値注文と110.00円で損切りの逆指値注文を自動的に設定します
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
⇒「利益確定」とは、保有しているポジションを決済して利益を確定させることです。利食い売りとも呼ばれます
⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します
⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます
⇒「指値注文」とは、あらかじめ希望する価格を決めておき、為替レートがその価格になったら約定する注文方法です
⇒「レート」とはある通貨をほかの通貨に交換するときの取引価格。 為替レート、為替相場などとも言う
⇒「損切り(ストップロス)」とは、保有しているポジションに損失が出ているときに、損失を確定させることです
⇒「逆指値注文」とは、現在の価格が指定した価格よりも値上がりしたら買う、または値下がりしたら売るという注文方法です
●この場合、110.50円での買い注文が約定すると、111.00円での利益確定注文と110.00円での損切り注文が自動的に設定されます
⇒「利益確定注文」とは、保有しているポジションを決済して利益を確定させる注文です
⇒「損切り注文」とは、為替相場が予想と反対の動きをした際に、損失を確定させる注文です
一方の注文が約定すると、もう一方の注文が自動的にキャンセルされます
◎「IFO注文」のメリット
●FXにおけるIFO注文(イフダン・オーシーオー注文)のメリットは以下の通りです
↓
①取引の自動化
IFO注文では、最初の注文が約定した後に自動的に次の注文が設定されるため、手動での取引調整が不要です
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
これにより、取引の自動化が可能になり、マーケットを常に監視する必要がなくなります
⇒「マーケット」とは、外国為替市場(FXマーケット)のことで、個人や企業、政府が通貨を売買する場所です
②効率的なリスク管理
最初の注文が約定した後にOCO(オーシーオー)注文が自動的に設定されるため、リスク管理が効率的に行えます
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
利益確定と損切りの条件を一度の設定で管理できるため、リスクとリターンのバランスをうまく取ることができます
⇒「利益確定」とは、保有しているポジションを決済して利益を確定させることです。利食い売りとも呼ばれます
⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します
⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます
⇒「損切り(ストップロス)」とは、保有しているポジションに損失が出ているときに、損失を確定させることです
③時間の節約
IFO注文を設定することで、一度の注文設定で複数の取引条件を同時に管理できます
これにより、取引の管理にかかる時間を節約し、効率的に取引を行うことができます
④計画的な取引
IFO注文を使うことで、取引計画を事前に立てやすくなります
エントリー価格、利益確定価格、損切り価格を一度に設定できるため、計画的に取引を進めることができます
⇒「エントリー価格」とは、新規のポジションを持つ際に決まる購入価格や売却価格のことです。エントリーポイントとも呼ばれます
⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します
⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
⇒「利益確定価格」とは、保有しているポジションの含み益を確定させるために、売却する価格のことです。利食い売りとも呼ばれます
⇒「損切り価格」とは、為替相場が予測と反対の動きをした際に、損失を確定させるためにポジションを決済する価格です
⑤感情のコントロール
IFO注文は自動的に取引を管理するため、感情に左右されることなく計画通りの取引が可能です
マーケットの変動に対しても冷静に対応でき、感情的な判断ミスを防ぐことができます
⇒「マーケット」とは、外国為替市場(FXマーケット)のことで、個人や企業、政府が通貨を売買する場所です
⑥複雑な取引戦略の実行
IFO注文を使うことで、複雑な取引戦略を一度の設定で実行できます
例えば、利益確定と損切りを組み合わせた注文を簡単に設定でき、戦略的な取引が容易になります
⇒「利益確定」とは、保有しているポジションを決済して利益を確定させることです。利食い売りとも呼ばれます
⇒「ポジション」とは、新規で注文を出した後にまだ決済していない建玉(約定)を指します
⇒「建玉(たてぎょく)」とは、新規に注文して保有している通貨で、決済(反対売買)されていないものを指します。ポジションとも呼ばれます
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
⇒「損切り(ストップロス)」とは、保有しているポジションに損失が出ているときに、損失を確定させることです
⑦柔軟な対応
市場の動向に応じて、最初の注文が約定した後に自動でリスク管理のための注文が設定されるため、柔軟に対応できます
⇒「約定(やくじょう)」とは、売り手と買い手の条件が一致して売買が成立することを指します
これにより、急な市場変動にも適切に対処することができます
●IFO注文は、取引の自動化とリスク管理の効率化を実現するための強力なツールですが、設定時のミスを防ぐために注文内容の確認が重要です
◎まとめ
FXにおけるIFO注文(イフダン・オーシーオー注文)は、IFD(イフダン)とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた複合注文ですよ。IFO注文では、まず初めにIFD(イフダン)注文が設定されるのね。最初の注文が約定すると、その後にOCO(オーシーオー)注文が自動的に設定されるよ